私がカメラで撮影を始めた理由

はじめに

「どうして写真を始めたんですか?」

SNSや撮影現場で、時々そんな質問をいただく。

高級なカメラが欲しかったから?
映える写真を撮りたかったから?
フォロワーを増やしたかったから?

もちろん、それもゼロではない。

でも、本当の理由はもっと単純で。

“この瞬間を残したい”

そう思ったからだ。

最初は、ただ綺麗だと思った

長野県飯田市。

山が近くて、空気が澄んでいて、夜になると星が見える。

春には桜が咲き、夏には祭りがあり、秋は紅葉、冬には静かな朝が来る。

昔は、それが「当たり前」だった。

でも、カメラを持った瞬間から、その当たり前が、特別に見えるようになった。

「この景色、今しかないかもしれない」そう思うようになった。

写真は、“記録”だけじゃない

私は防災や地震に関わる仕事をしている。(5月末で退職はします)

“記録する”
“伝える”
“残す”

そういう意識は、仕事の中でも自然と身についていたのかもしれない。

写真も同じだった。

ただ綺麗なだけじゃなく、

  • その日の空気
  • その場の温度
  • 人の感情
  • 一瞬の光

そういうものまで残したかった。

SNSで気づいたこと

写真を投稿すると、
「懐かしい」
「ここ行きたくなった」
「元気出ました」

そんな言葉をもらうことが増えた。

その時に気づいた。

写真って、「自分のため」だけじゃないんだなって。

誰かの記憶を呼び起こしたり、
誰かの背中を押したり、
疲れた人の癒しになることもある。

カメラは、人と人をつなぐ道具なんだと思った。

失敗も、遠回りも沢山あった

もちろん、最初から上手かったわけじゃない。

ブレる。
暗い。
設定が分からない。
機材沼にもハマる。

でも、それも含めて楽しかった。

深夜に撮影へ行き、寒さに震えながら桜を待ち、列車が来るまで何時間も待機する。

「なんでここまでやるんだろう」と思うこともある。

でも、帰って写真を見ると、また撮りたくなる。

たぶん、好きなんだと思う。

今、思うこと

写真は、人生そのものに近い。

上手くいく日もあれば、思い通りに撮れない日もある。

でも、シャッターを切らなければ、何も残らない。だから私は、これからも撮り続けたい。

地元の景色も、人の笑顔も、季節の一瞬も。

いつか、「あの時、撮っていて良かった」そう思えるように。

おわりに

カメラを始めた理由。

それはきっと、“忘れたくなかったから”。

そして今は、“誰かに届けたいから”。

今日もまた、私はシャッターを切る。

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