10月10日(木)に長野県飯田市において、JR東海は環境影響評価準備書の説明会を開催し、説明をいたしました。
この説明会はあくまでも、工事をするにあたり、どの程度、環境に影響を及ぼすかの説明です。また、この説明会において地域住民や、市や県は、工事においてどの程度、環境へ影響を及ぼすのかを把握しなければなりません。
軌道が設置される東京都・神奈川県・山梨県・静岡県・愛知県・長野県・岐阜県ごとに環境影響評価準備書があります。ここではあくまでも長野県をベースとしたお話をさせていただきます。
説明されました内容といたしましては、
- 県内の路線概要とその施設の概要
- 県内の施工概要
- 超伝導リニアの原理
- 自然災害等への対応
- 磁界、環境性能・消費電力
- 環境影響評価項目の選定と結果
- 大気質
- 騒音、振動
- 微気圧波
- 低周波音
- 水質
- 水底の低質
- 地下水・水資源
- 重要な地形および地質・土地の安定性
- 地盤沈下
- 土壌汚染
- 日照阻害
- 電波障害
- 文化財
- 磁界
- 動物・植物・生態系
- 景観
- 人と自然との触れ合いの活動の場
- 廃棄物など
- 温室効果ガス
をお話しされました。いろいろとJR東海さんも専門機関を通して調査をしたり、文献を使用して調査をされたとか。的をついた話はされていますが、具体的かつ明確な話をして頂きたいと強く感じた説明でございます。
説明会の場で、住民から質問がありましたが、それは環境影響評価というものがどういうものなのかを知らずに質問していることが伺え、それに対しては、陳謝申し上げます。
飯田市は、草木生い茂る森や山がある市であり、名水があるほどの市で、動物・植物・生態系が豊かにあります。そのため、天然記念物のコウノトリが飛来されるほど、飯田市は非常によい自然環境です。そういう環境を「リニア」という3文字によって破壊されようとしています。
建設しても、コウノトリが再度飛来されることがあると約束できるのであれば、ぜひ建設に賛同いたしますが、約束できないのであれば、凍結をお願いしたく、ここにて意見させていただきます。
また何かありましたら、記載いたします